勇気を滅ぼすクソ評価

憲法で言論の自由が定められているので、何かを好き勝手に評価することは罪にはなりません。

でも、「なんやねんこいつ」ってなるような評価をする人がおります。

世の中の評価には2つあると思います。

やったことないのに評価するやつ。
やったことあるから評価するやつ。

例えば、映画を評価するやつ。
映画を作ったことがないのに評価するやつと
映画を作ったことがあるから評価するやつがいます。

大抵が前者やと思いますし、
僕らはAmazon primeで映画を見るときはそういう人の評価を参考にしながら選んだりします。
だから、「この映画はクソ」って書かれてたらそこまで気になるわけでもないんですが。

でも立場が変わって、その映画を作った本人やったとした場合
映画を作る苦労も知らない人が「この映画はクソ」とか評価してきたら
「なんやねんこいつ」ってなると思うんですね。

映画は大衆向けなので、そもそも映画を作ったことがない人に向けて面白いと思ってもらえるのがそもそもいい映画なんだと思いますし
それこそ、映画のことをめっちゃ知ってる人が評価した映画、アカデミー賞に選ばれるような映画は、
大衆にとってはイマイチ理解できなかったりもするので、自分たちがどの評価を信頼するかは自分の立場で決めたらいいと思います。

ただ、僕は「この映画はクソ」とかいうようなことを映画を作ったことがない人が言うのは、
傍から見たとしても「なんやねんこいつ」と思わざるをえないんですね。

良し悪しは抜きにして、やる勇気は素晴らしい

映画を作ることって、並大抵の知識や労力ではできないと思います。
ましてや、世の中の多くの人が目につく場所に公開できるレベルとなれば、それこそ膨大な時間とお金がかかっていることでしょう。
それを、やったこともない素人が「クソ」だと切り捨てる行為は、作る側のやる気を削ぐ酷い行為ですよね。

たぶんそういう人が実際に映画を作ったとしたら、少なくともそんな評価を他の映画にはできなくなると思います。

クリエイターの気持ちを知ることって大事だなーと思うんですよね。
もし世の中がクリエイターに配慮する気持ちをなくして、やれクソだ、やれ★☆☆☆☆だとかやりだしたら
世の中からクリエイターってどんどん減っちゃうと思うんですよ。
そしたらたぶんそいつらは「世の中クソ映画だらけになっちまったなー」とかまた偉そうに言うわけですよ。

これって映画に限らず、いろんな物事にも当てはまると思うんですよね。
有名人のニュースに対してのヤフコメとか、YouTubeのコメントとかもそうやと思います。
特に日本人ってそういう気質があるのかな?

そうやって批判だけしてる人って、絶対作り手側には立たないと思うんですよ。
だって、自分が批判してるように、自分も同じ目に遭うという恐怖に怯えると思うので。
なので、身勝手な批判があふれる未来は、ただただ作り手側や目立つ人が消えていく世の中だと思います。

何かを生み出したり、人前で表現したり、なにかに参加したりすることってとても勇気のいることだと思います。
そういう人たちにエールを送れるような人が増えたら、
同じように勇気を出せる人も増えて、世の中もっと良くなるのになーと思う今日このごろでした。

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