光と闇のように、物事には良い面と悪い面が存在します。
人も同じで、長所短所がありますよね。
なんでもできる完璧な存在なんていないわけです。
僕は人と関わるときによく短所を探す癖があります。
「なんて卑劣な人間なんだ」
そう思われるかもしれません。
でもちょっとまって!
今からいいこと言うから!!
長所は嘘をつく
みなさん、人と関わるときって短所を隠して長所を強調しませんか?
というか、よく思われようとして自分の長所以上のいいところを見せようとしませんか?
世の中のほとんどの人がそうだとしたら、たぶん、人との関わりの中でその人の本当の良さを見つけるのって大変だと思うんですよね。
たとえば、僕なんかはLINEで文章を送るときは誤字脱字に気をつけてなるべくわかりやすい文章を書くように心がけています。
これだけを見て僕という人間を判断したときに「しっかりしてる人やな」って思われたとしましょう。
そしたら僕にしっかりしないといけない仕事がくるとしましょう。
僕は、その仕事で重大なミスを犯してしまうことでしょう。
なぜなら、僕はしっかりしてない人やからです!
でも、人前ではしっかりするように振る舞います。
特に文章とかは、考える時間もありますから、しっかり推敲できる余裕があるわけです。
ほんとはテキトーな人間なのにね。
ぷぷぷ、騙されちゃって。
まあでもこんなんは意図的にやってるっていうよりは無意識です。
騙すつもりもないです。
だからこそ、その人がどういう人なのかを判断しにくい。
長所を見て相手を判断するというのは、そういう罠があるわけです。
短所がコアだ!
よく漫画とかで、ダメージ食らっても再生するタイプのやついるじゃないですか。
そんでそういうやつの倒し方って大体、中の方にコアがあってそれ壊して倒すじゃないですか。
弱点部分って隠しますよね。
短所っていわばその人の弱点であって、無意識に隠すようにできていると思います。
だけど、そこを突けば一撃、みたいな。
これだけ聞くと、僕の短所を探す癖っていうのが
相手の弱点を探して倒す癖、みたいに変換されて
ただただ嫌なやつに見えてしまうのですが、そうじゃないです。
最初の話に戻りますけど、長所と短所が表裏一体なんだとすると
短所を見つければその人の本当の長所がわかるという理屈です。
だから短所を探せ!ってことなんですよね。
長所は外装、短所は心臓
人と関わるときに、人は無意識のうちに自分のいいところをたくさん伝えようとします。
そう振る舞うことで、大きな外装を作る。
大きな外装を作ることで、短所である心臓を守ることができるからです。
でもその外装はハリボテであって、その人の本性は隠したい短所にあるといえます。
だから、その人の弱点である短所を見つけ、その短所から長所を割り出すことができれば
その人がどういう人なのかを見つけることができるという理屈なわけですね。
短所を晒せ
逆に自分の立場に置き換えてみると、短所は守るよりも晒したほうが得になる場合が多いと思います。
自分のいいとこばっかり見せてると、自分にとってキャパオーバーな仕事を与えられて
相手に迷惑をかけてしまうこともあると思うので。
短所を晒すことで相手にとってはむしろ
「こいつ、自分の心臓を差し出してやがる、俺がこの心臓を握りつぶさないとでも思っているのか…?
…負けたぜ、こいつは"信頼"できる人間だ」
ってなると思うんですよね。
まあ中には、心臓を握りつぶしてくる人もいますけど…。
短所を握られたところで死ぬわけではないですから、まあその時はその時で、関わらなければいい話ですね。
まとめ
短所を探そう。
短所を晒そう。
以上!